リコード法を実践中☆ななくん blog

若年性アルツハイマー病の診断を受けた母にこれからも母らしく生きて貰いたくリコード法に取組んでいます。母は大阪、私は東京の遠距離介護。普段は理学療法士として訪問リハビリや自主サークルで運動指導等をやっています。

セミナー☆分子栄養学実践講座

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今日から分子栄養学実践講座、本コースがスタートしました^ ^

先月のプレセミナーに続き、あっという間の1日でした!

 

医療関係者だけでなく、患者本人や患者家族など一般の方も沢山参加されていて、関心の高さと意識の高さに驚かされます。

 

と言っても、私自身は、医療従事者でもありますが、母の病気の治療のためにセミナー受講を決めたので、今は、患者家族としてのウェイトが大きいです。

 

分子栄養学を筋道立てて理解できるようになりたい。

 

でも、知れば知るほど、理学療法士として普段接している方々にも共通する問題が多いように感じます。

 

それどころか、一見健康に見える人間にも当てはまる考え方だと感じています。

 

言うまでもなく、分子栄養学はアルツハイマー病に特化した分野ではありません。

 

だけど、脳に働きかけるためには、他の様々な器官や機能に働きかけることが必要不可欠で、それはリコード法の考え方の根底でもあると思います。

 

真っ先に脳に働きかけたい気持ちはありますし、そんな事ができれば、どれだけ楽だろうと思います。

 

だけど、そうはいきません。

 

アルツハイマー病だから脳機能を改善させたい!と、そこだけを見てしまうと、治療方針を見失うどころか、逆に悪化させてしまう事になる気がします。

 

母固有のパズルを組合せていけるノウハウを、このセミナーで身につけられるよう頑張りたいと思います。

 

リコード法を実践するには、医師の存在が不可欠なのは言うまでもないことですが、

生活習慣の改善が大きな割合いを占める治療である以上、家族の考え方が大きく反映される治療法であると思います。

 

あれもやりたい、

これもやりたい、

あれをやったらどうだろう、

効果がありそうと聞けば、とにかく試してみたくなるのが家族の心情です。

 

でも、ちょっとストップをかける事も必要だと思います。

 

いつのまにか人体実験をしてしまっていたなんて事にならないよう、例え家族と言えども、

そんな権利はないこと、

やって良いことと悪いことを見極めること、

はとても大切な事だと思います。

 

私は理学療法士という有資格者という職業柄、そういう事には、普段から神経を使っています。

良かれと思ってやった事でも、法的な部分に触れてしまえば、最悪資格を失います。

それは、患者さんや利用者さんのリハビリテーションを続けられない事を意味します。

もちろん私の代わりは沢山いますが、そこは信頼関係という意味でも、リハビリ分野に責任を持って関わらせて頂いているつもりなので、私がいなくなると困る人たちがいる、という認識で仕事をしています。

実際は困らないかもしれないませんが、苦笑

 

そして、それは、家族でも同じだと私は思います。

資格があるとかないとかではなく、法的に触れる部分に手を出して、それがどこかで見つかってしまったら、もう家族の介護はできなくなる、という感覚は持っておかなければいけないと思います。

逮捕される覚悟はある!

という人もいるかもしれません。

でも、そうなると1番困ったり悲しむのは、患者である家族だという事は頭の片隅に置いておかなければいけないと思います。

 

そして、理学療法士の代わりはいるけど、母にとっての娘は私しかいないという事も忘れないようにしたいと思います。

 

法的に触れる部分

その見極めは正直難しいです。

日本が世界に比べてどうかとか色々あるかもしれません。でも、ここは日本だから、それを悲観し否定していても始まらないと思います。

大切に考えていきたいことだと思います。

 

今日のセミナーでは、そんな医師法や薬機法に触れる時間もあり、このタイミングで、改めて再認識させられたことは、とても有難く感じました。

 

母の改善を目指して、一つでも多くのことを身につけられるよう頑張りたいと思います☆