リコード法を実践中☆ななくん blog

若年性アルツハイマー病の診断を受けた母にこれからも母らしく生きて貰いたくリコード法に取組んでいます。母は大阪、私は東京の遠距離介護。普段は理学療法士として訪問リハビリや自主サークルで運動指導等をやっています。

献体。

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明日で「平成」も終わりですね。

この30年間、私は何をしてきたのだろう。。

なんて事は、特に振り返る訳もなく、GWも通常運行な日々を送っています。

 

今日は、気心知れた友人と、大晦日的な感じで食事をすることになり、大晦日と言えば「すき焼きだね」とお店を予約したものの、結局選んだのは「牛鍋」でした。

 

コンセプトが違う!と笑っていたら、店員さんが、牛鍋は、文明開化の象徴なのだと、その起源を教えて下さいました。

ほぅ、それなら、「令和」の幕開けに相応しいではないか!と大納得し、レトロな雰囲気に浸りながら、美味しく楽しく、令和の大大晦日を過ごして参りました。

リコード法的にはNGづくしの食事ですが、たまにはご褒美です(何の?苦笑)

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今日は訪問リハビリな一日。

その中の90代のご利用者様から、某国立大学の解剖学研究室の封筒を渡され「どう思いますか?」と意見を求められました。

 

献体の資料でした。

 

「小さい頃から病気がちで、病院にも色々お世話になってきたのに、今まで大したこともしてこなかったから、死んでからでも誰かのためになるのだったら、と思って。

どうやったら誰かの役に立てるかなって、、、

小っちゃいけど、“夢”なのよね」

とお話して下さいました。

 

献体への考え方は色々あると思います。

 

私自身は、大学時代に、解剖学の実習で、献体のお身体を通して、多くのことを学ばせて頂いた身です。

教科書やビデオで見るものとは、全く次元の異なる、尊く貴重な時間を与えて頂いたと、今でもあの時間を忘れることはありません。

 

理学療法士になりたい一心で九州に飛び出した私の「夢」が、その解剖学実習の数ヶ月で、良い意味で「現実を見つめる」最初の大きなきっかけになった事は、間違いない事実だからです。

 

だから、このご利用者様の、純粋なお気持ちに、感謝と尊敬の気持ちでいっぱいでした。

 

「誰かの役に立ちたい」

 

どんな病気を抱えていても、

どれだけ年齢を重ねても、

どれだけ苦しい状況におかれていても、

そこに考えが及ばないことはあっても、

それでも私には、人間の本質のような気がしてなりません。

 

朝、このご利用者様と、そんな「夢」の話をしていたら、夜は「夢」と書かれた掛軸の部屋で、幕末の志士の「夢」の話を聞き、

何だかよく分かりませんが、良い平成の締めくくりとなったような気がしています。

 

平成最後の明日も通常運行で、運動サークルを楽しもうと思います!雨、嫌だなー苦笑

 

そして、夢と言えば、母さま!

数日前にこんなやり取りがありました。

まさかの「歌」!!!

母の中で何が起こったのか分かりませんが、でも嬉しい。

色んな音を出すことは、身体にとても良い効果をもたらすと思います。

今度、カラオケに行ってみよう!

 

そして、ゴールデンウィークな母、、、

もはや語る気にもなりません。。

悪魔の10連休。。

こんな連休なんて要らないからーーー!

ゴールデンウィーク明けが本当に恐ろしい。。

夢であってくれ!涙

 

#献体

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