リコード法を実践中☆ななくん blog

若年性アルツハイマー病の診断を受けた母にこれからも母らしく生きて貰いたくリコード法に取組んでいます。母は大阪、私は東京の遠距離介護。普段は理学療法士として訪問リハビリや自主サークルで運動指導等をやっています。

今年の夏は腸活月間^ ^

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来月からの2ヶ月間は、今までのサプリメントを一旦見直し、

腸内環境を整える

ことに重点を置いてみる事にしました!

 

リコード法を離れる訳ではなく、リコード法をやっていくために必要な作業

だからこれは、

リコード法の一環!

個人的には、そう解釈しています。

 

◉私の疑問:治療の順番

アルツハイマー病 真実と終焉」には、沢山の貴重な情報が載っています。

どれも重要なのだろうと思うが故に、私には、その治療の順番(優先順位)が読み解けなかった。

何から手をつけていいか分からないから、手をつけられるものは手当たり次第に手をつけた。

そんな感じです。

一度はリコード認定医の元に検査にも行き、「この数値が低いから、これを取った方が良いね」というお話は頂きましたが、多分、私が求めていたものは、そういう事ではなかったのだと、今は感じています。

 

何でもそうだと思うのですが、私自身、リハビリを考える時、掲げた目標に対して、最初からそれだけをやるかと言われたら、決してそんな事はありません。

もっと細かい土台のような部分に焦点を当てたり、個々の特性をできるだけ細かく評価して、多角的に練習を積み重ねていく事で、掲げた目標に近づいていく。

何でこんな練習が必要なの?と最初は感じることも、説明を繰り返し、目標に繋がっていることを実際に感じて頂けるよう努力する。

ある意味、超〜地味な作業。。

でもそれが、遠回りのようで一番の近道だと、私は信じています。

きっとリコード法も、母に合った何か順番のようなものがあるのではないか、、、

そう思いました。

 

母の目標は、ざっくり言うと

・認知機能の維持、改善

・安全な日常生活を維持

・やり甲斐を見つけて楽しい人生

です。

そのためのリコード法

では、それを達成していくために、何をしていけばいいのか、、、

その手がかりが見つかるのではないか、というのが、栄養療法を学ぶ大きなきっかけでした。

 

◉土台を作る

栄養療法の視点でみた時、

・治療レベルで必要な栄養を摂る(吸収する)

・毒素などの不要な物を排出する

この2つが重要です。

そのためには、腸が正常に機能しなければ始まらない。

なぜなら、殆どの栄養素は腸のどこかしらから吸収され、不必要な物は便として排泄される(尿や汗もありますが)から。

そして、腸で正常に吸収・排泄するためには、唾液や、胃酸、肝臓などの他の臓器の働きもとても重要。

 

それは同時に、水銀などの解毒に入るための準備として、排出力を鍛えることにも繋がると思います。

 

母に腸活重視をしようと思った理由

◉理由① 症状

ブログでも度々触れてきた通り、母は、便秘で入院した事があるくらい、昔から頑固な便秘症でした。

リコード法に取り掛かり始めた時(ほんとはもっと以前から)、私は、まず、そこが気になっていました。

 

当時、気がかりの理由は、栄養学的な観点というよりは、

「便秘が認知症状を悪化させている気がする」

という、日頃の仕事で、認知症の方々と接してきた感覚的なものの方が大きく、決してエビデンス的な観点からではありませんでした。

たとえば、

・不穏な方に便秘や下痢の方が多い

・便秘でお腹が痛くなると不穏になる

・そわそわしている方に便秘が多い

・便秘でお腹が張って食欲が無くなる

・逆に過食になる

・摘便をすると笑顔が増える

などなど。。

これらは、便秘だけでなく、ガスが溜まっていたり、下痢にも同じことが言えると思います。

でも、やはりどちらかと言うと、下痢よりも、便やガスが溜まる方が、症状の悪化度は大きいような印象です。

 

腸の機能が落ちる原因は、人それぞれだと思いますが、

何れにせよ、

便秘は、かなりのストレス

そう感じていた私は、リコード法云々の前に、母の便秘を改善させることが認知症にとって有効だと考え、最優先課題にしていました。

リコード法の勉強が全然追いついていなかった、というのもあります、汗)

 

結果的には、一月もしないうちに便秘は解消され、母からも

「便秘がなくなったわー!」

と毎日のように聞きましたし、今でもその発言は続いています。

今朝も電話をしたら、

母「トイレ行ってた」

私「え?ご飯食べてないのに出るの!?」

母「うん、今日は出たわ。でも1日最低1回は出てる感じ」

私「最低1回って事はもっと出る日もあるん?」

母「あるで!」

すごい!私の方が全然ダメです(゚ω゚)。。

母が頻繁に口にすると言う事は、母自身にとって、長年のストレスだった事の証明でもあるような気がしています。

ただ、これでもまだ便の量や大きさ・色などは完璧とは言えないのだそうです。。

 

そしてこの数ヶ月、栄養療法を学んできた結果、

栄養療法の観点からも、腸内環境を整えることの大切さ

を知り、

やはり、早い段階で母の腸をできるだけ修復したい

私の中で、そう合致しました。

 

◉理由② 有機酸検査

前回のブログでも書いた通り、母には

・リーキーガット症候群

(IgG食物アレルギー検査からも予測)

・カンジタ菌の増殖

・腸内細菌バランスの乱れ

これらの可能性が高い事が分かりました。

ほかにも

・胃粘膜の萎縮の可能性

がある事が、他の検査数値から予測されます。

ピロリ菌はマイナス

 

これでは、折角飲んでいるサプリメントが効いている(吸収できている)かも不安です。。

それは、油や野菜など、折角母が頑張って摂っている食事面も吸収という意味では同じ事が言えると思います。

 

また、逆に、

腸がダダ漏れ状態では、毒素など不要なモノがどんどん体内に入っているのではないか!?

 

腸粘膜と血液脳関門が同じ構造だという事は、

母の脳で、不要な物が悪さをしている可能性が高いのではないか!?

そう考えると、

一刻も早く、腸のバリア機能を修復したいのです。

 

因みにこの有機酸検査、

80項目近くの指標が数値化され、色んな物のスクリーニングが出来て驚きました。

母も高値だったカンジタの指標はこの検査が感度が高いそうです(総合便検査は低いらしい)。

他にも、解糖系アミノ酸代謝、ケトンやミトコンドリアマーカー、神経伝達物質代謝葉酸、栄養素マーカー、解毒の指標など、回路の何処が滞っているかを、尿中に排出された有機酸合成物の量やバランスから予測できたりするというものです。

 

母は、色んな代謝の要所要所がうまく機能していない印象でした。

 

◉理由③ 血液検査

リコード法を実践し始めた昨年12月時点

・サプリを摂取して約6ヶ月の今年5月時点

全てが同じ項目ではないので、比較できない部分もありますが、

正直、数値があまり変わっていない(゚ω゚)

母の場合、元々昨年12月時点でも、コレステロールが高いくらいで、全体的に「凄く悪い」という数値はなかったので、変化もしにくいのかもしれません。

 

ただ、栄養療法的な目線で見ると、目標範囲に入っていない項目も、殆ど変化していない。。

それらは、例えば、ビタミンやミネラルなどの栄養素の過不足を予測する項目として活用する訳なので、その栄養素をサプリメントとして6ヶ月間摂取し続けてきたのに、殆ど数値が変わっていない、、、

これって、効いていないのかも(゚ω゚)

そんな考えが過ぎります。

 

因みに、コグノスコピーにあるリバースt3

検査代が高額で驚きでした(゚ω゚)

でも、数値が分かり少し安堵(と納得しようとしている。頻繁には測れないかも、、汗)

 

◉理由④ 尿中ホルモン検査

殆どのホルモンが低値という結果。

 

もちろん、まだホルモン治療は行なっていないですし、初めての検査で比較対象がないため、サプリメントの効果について一概には言えません。

何となく、、、効いていない様な気がする、、、というあくまで私の個人的な感覚です。

 

ただ、尿中ホルモン検査は、やって良かったと思っています!

ホルモン療法を検討する確率が高い認知症患者にとって、とても有用な気がしますし、色んなホルモンが数値化されるので、治療方針やサプリメントを検討していく上でも、役に立つような気がしています。

また、ホルモンバランスが崩れる事で発症の率が上がる乳癌など、認知症以外の疾患リスクを知る手がかりにもなります。

ステロイドホルモンや甲状腺ホルモンは、脳に直接働きかける重要なファクターなので、

なんとか数値を動かしたい(≧∀≦)

(もちろん数値優先ではなく、症状が改善されることが目的です!)

 

これらを考えた時、母には、胃腸の修復に集中する時期があった方が良い、という結論に至りました。

 

とは言え、今まで摂っていたサプリメントを全て辞めるかと言われれば、そうではなく、例えば、ビタミン類や、マグネシウム亜鉛などのミネラル、フィッシュオイルなどの脂質、いくつかのハーブ系など、継続するものも沢山あります。

 

先生には「一旦辞めたら?」と言われたグルタチオンも、やっぱり続けておきます(^^;;

 

例えばですが、うちの母は、サプリメントをとる前から、夜はぐっすり眠れていたので「メラトニンを一旦ストップしてみよう」みたいな感じで、経過観察していきます。実際には見られませんが(~_~;)

メラトニンの効果が睡眠だけと言うことではありません。。

 

◉大きな問題点

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ただ、、、

今までサプリメントのタイミングが4回だったのが、倍の8回に増えるという大きな試練(゚ω゚)

 

どうやっても減らせない、、、

 

そして、

これからの暑い時期、1週間分を冷蔵庫の外に出していて大丈夫なのかという不安、、、

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試しに、

薬カレンダーを使わず冷蔵庫保管するパターン

を作ってみました。

1週間分のセットをする場所が、薬カレンダーからジップロックに変わるだけなんだけど、、、

 

そして、そのジップロックに、一応飲む順番も書いてみたけど、、、

 

ど、どうだろう´д` ;

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ダメな場合に備えて、慣れ親しんだ薬カレンダーを2枚使ったパターンも送ることに。。

 

まずは、頻度に慣れて貰うことが大きな課題なので、カレンダーを使って目で見て覚えて貰った方が良いのかもしれません(//∇//)

 

今朝の電話で、母がふと、

「こっちで色々頑張ってるから心配せんでいいよ〜」

と明るく言ってました(涙)

自分の状況を理解し、不安なのだと思います。。。

 

米粉パンのココア味も送るから、母さま、頑張ろうね!

(何の慰めにもなっていない(//∇//))

 

この治療の順番が正しいかは、やってみないと分かりません。

医師からのご意見を元に、あくまで私が決めたこと。

良い結果に結びつく事を期待して、母の頑張りを遠くから見守りたいと思います☆

 

先週からピラティス再開!

今日も午後から仕事なので、私も自分メンテに行ってきます^ ^

 

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